このスペクトラVRMⅢはレーザー機器の世界的に有名な、ルートロニック社が製造しており、実績と信頼を誇る“世界最高水準のQスイッチYAGレーザー”です。
これまで肝斑に対するレーザー治療は禁忌とされてきましたが、このスペクトラVRMⅢは、肝斑を悪化させることなく安全で効果的な肝斑治療(レーザートーニング)を行う事が可能です。
“QスイッチYAGレーザー”は、他のメーカーでもでておりますが、肝斑治療専用の設定があるレーザー機器はほとんどありません。当院では、肝斑治療専用の最も効果的なレーザートーニングを導入しております。
肝斑は、しみと違い原因ははっきりしていません。(女性ホルモンのバランスやストレスなどが影響するといわれています。)しかし、炎症によって症状が悪化することは分かっています。そのため、炎症が強く起きる、従来のしみ取りレーザーは肝斑の治療には絶対に使えませんでした。しかし、このレーザートーニングは、肝斑治療専用の設定で、炎症がほとんど起こらなく、肌に負担がかからない、ごくごく弱いレーザーを肝斑に照射するため、ダウンタイムも全くなく、きれいに肝斑を治療できます。
レーザートーニングのレーザー光は、メラニン色素に強く反応し、破壊、排泄をさせ、美白にします。そのため、メラニン色素が原因の症状であれば、この治療ですべてきれいになります。肝斑の治療をしていても、他の紫外線によるしみ、そばかす、色素沈着までがきれいになくなります。
レーザートーニングのさらにうれしい効果として、目立つ毛穴までも改善します。 肌質も改善してきますので美白に加え、美肌になり、透き通ったハリのある素肌へ生まれ変わります!
通常のレーザー照射では、レーザービーム中心部のエネルギーが一番強く、端にいくほど弱くなります(左図:ガウシアン型)。そのためパワーが弱い端の部分では効果がみられず、パワーが強い中心部では炎症を起こす可能性がありました。レーザートーニングでは、レーザーが均一に照射されるため(右図:トップハット型)、皮膚を傷つけず安全に治療を行うことができます。
患者様お一人お一人の肝斑・色素沈着の状態を診察し、ロボスキンアナライザーによる肌診断解析を含め、現在のお肌全体の問題点をご説明いたします。診察の結果と患者様のご希望にあった治療計画をご提案いたします。
肝斑の状態、色素沈着の種類、お肌全体の肌色(色白・普通・色黒)により、適切な治療設定(パワーなど)を行い、照射を開始します。症状や肌の状態にもよりますが、基本は1~2週間隔で6回ほど治療することをお勧めいたします。
クーリングをしてから終了となります。